2006.06.23 Friday
亀岡ぐるっと紀行
先日、うつわを探しに亀岡へ行ってきた。
この日うまい具合に亀岡在住の作家さんのアポイントが取れて、一日で三軒も回る事ができたのである。残念ながら各工房の写真は「お話とうつわ」に夢中になり、すべて忘れてしまった(涙)。
まずは午前中、ガラス作家の杉江智君の工房へ。
彼は家内の高校時代の同級生で、奥様とともにガラス作家をされていて、なかじんで使っている作家もののガラス器はほとんど彼のもの。
田舎暮らしの話や、子育ての話で盛り上がる!
いくつかガラス器を注文して帰る。
続いて向かったのは「拓郎亭(たろうてい)」というそば屋。
京都で、石臼挽きの手打ち10割そばではパイオニア的存在。
ご主人の「矢田さん」は以前は前川姓を名乗っておられたが、現在は何故か奥様方の矢田姓を名乗っておられる。なんだか名前を呼ぼうにもおかしな感覚だ…。
矢田さんは面倒見のイイ親分肌で、僕が京都に来て間もなく知り合ってからずっと公私ともに兄貴分だ。とくに自家製粉については本当にお世話になった。
このたび店舗を移転、拡張されたので一度訪れたいとかねがね思っていた。
新しい店舗は清潔感溢れ、広々としていて、以前の店舗を良く知る僕は『よくぞここまで思い切ったものだ』と感心する。
しかも国道沿いのロードサイド店舗だ。一大決断であった事は間違いない。
店に入ると懐かしそうに声をかけて下さる。積もる話もあるが、今日はスケジュールがぎっしりでそこそこに…。
鴨焼き。以前はシャラン鴨を使用されていたが、輸入できないので国産だそう。
「後は適当にお任せで…」とお願いする。
続いて出てきたのはなんと!そばがきにカレーのかかったもの!
和風のカレーではなく、ネパール風?
拓郎亭にしてはアイデアがあまりにも斬新だ!
今までの矢田さんからは考えられない料理であった。驚いた!
口直しに「そば焼酎のシャーベット」
なるほど、これならばカレーを消せるという算段なのだな。
最後は天ざる。
江戸風の端正なざるそばとおおきな、おおきな海老の天ぷら!
スゴいボリュームだ!
夜はコースもされているそうで、またいずれ夜にも来たいと思った。
今度はゆっくり酒でも呑みながら積もる話をしたい。ちなみに矢田さんは全くの下戸だ。
店を出ると今度は池田啓一さんの窯へ。
途中、少し道を行き過ぎて池田さんに電話してみると、「行き過ぎなので少し戻ってくれ」との事。Uターンして戻っていると、向こうから自転車に乗って手を振りながら迎えにきて下さった。純朴で優しい方だ。
いくつか器を購入。
最後は森本真二の工房へ。
彼とはかれこれ10年近い付き合いになる。
気もあうし、現存する作家ではいちばん「お気に入り」かも知れない。
僕は今回ぐい飲みを見せていただいたが、どれも出色の出来で捨てがたく、絞れない、決められない。
あ〜、悩む!病気になりそうだ。
と、頭を抱えていると「お金はまた今度でイイし、全部もって帰り…」などと言ってくれた!しかも格安にしていただいた。
僕の持論で「器選びと恋は似ている」と思う。
その時手に入れなければ逃してしまうものだから難しいのだ。
彼のぐい飲みで一杯飲るのが僕は大好きだ…。
この日うまい具合に亀岡在住の作家さんのアポイントが取れて、一日で三軒も回る事ができたのである。残念ながら各工房の写真は「お話とうつわ」に夢中になり、すべて忘れてしまった(涙)。
まずは午前中、ガラス作家の杉江智君の工房へ。
彼は家内の高校時代の同級生で、奥様とともにガラス作家をされていて、なかじんで使っている作家もののガラス器はほとんど彼のもの。
田舎暮らしの話や、子育ての話で盛り上がる!
いくつかガラス器を注文して帰る。
続いて向かったのは「拓郎亭(たろうてい)」というそば屋。
京都で、石臼挽きの手打ち10割そばではパイオニア的存在。
ご主人の「矢田さん」は以前は前川姓を名乗っておられたが、現在は何故か奥様方の矢田姓を名乗っておられる。なんだか名前を呼ぼうにもおかしな感覚だ…。
矢田さんは面倒見のイイ親分肌で、僕が京都に来て間もなく知り合ってからずっと公私ともに兄貴分だ。とくに自家製粉については本当にお世話になった。
このたび店舗を移転、拡張されたので一度訪れたいとかねがね思っていた。
新しい店舗は清潔感溢れ、広々としていて、以前の店舗を良く知る僕は『よくぞここまで思い切ったものだ』と感心する。
しかも国道沿いのロードサイド店舗だ。一大決断であった事は間違いない。
店に入ると懐かしそうに声をかけて下さる。積もる話もあるが、今日はスケジュールがぎっしりでそこそこに…。
鴨焼き。以前はシャラン鴨を使用されていたが、輸入できないので国産だそう。
「後は適当にお任せで…」とお願いする。
続いて出てきたのはなんと!そばがきにカレーのかかったもの!
和風のカレーではなく、ネパール風?
拓郎亭にしてはアイデアがあまりにも斬新だ!
今までの矢田さんからは考えられない料理であった。驚いた!
口直しに「そば焼酎のシャーベット」
なるほど、これならばカレーを消せるという算段なのだな。
最後は天ざる。
江戸風の端正なざるそばとおおきな、おおきな海老の天ぷら!
スゴいボリュームだ!
夜はコースもされているそうで、またいずれ夜にも来たいと思った。
今度はゆっくり酒でも呑みながら積もる話をしたい。ちなみに矢田さんは全くの下戸だ。
店を出ると今度は池田啓一さんの窯へ。
途中、少し道を行き過ぎて池田さんに電話してみると、「行き過ぎなので少し戻ってくれ」との事。Uターンして戻っていると、向こうから自転車に乗って手を振りながら迎えにきて下さった。純朴で優しい方だ。
いくつか器を購入。
最後は森本真二の工房へ。
彼とはかれこれ10年近い付き合いになる。
気もあうし、現存する作家ではいちばん「お気に入り」かも知れない。
僕は今回ぐい飲みを見せていただいたが、どれも出色の出来で捨てがたく、絞れない、決められない。
あ〜、悩む!病気になりそうだ。
と、頭を抱えていると「お金はまた今度でイイし、全部もって帰り…」などと言ってくれた!しかも格安にしていただいた。
僕の持論で「器選びと恋は似ている」と思う。
その時手に入れなければ逃してしまうものだから難しいのだ。
彼のぐい飲みで一杯飲るのが僕は大好きだ…。